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お金の壁。夜勤看護師は夜勤手当でで給料が安くはなく高かったことを知る。
夜勤手当が看護師の高収入の原因。背景には法律やルールの存在も。
平均年収は他の職業よりも高い
私の場合は平均年収よりも100万円以上高かった。
日本の20代の平均年収は350万円もありません。
それに比べて、私の年収はその100万円以上あります。その理由は、看護師は資格を持っている人しかできないということと、夜勤手当があるからです。
転職を考えた時に、自分の給料の高さを知りました。もちろん、夜勤手当をもらっているから周りよりは高い、とは思っていましたが、夜勤手当がなかったとしても、平均年収は高かったことは驚きました。
同じ夜勤をしていても介護関係の仕事では給料が低いって聞いてますからね。。。
やっぱり資格を持っている、というのが強いのかもしれませんね。
そのため、転職を考えるとなると給料ダウンは確実と思いました。
看護師という仕事を続けたとしても、夜勤がなくなるのであればその手当はなくなるし、看護師以外となれば夜勤手当どころか看護師という資格のメリットもなくなります。
夜勤がなくなることに対する、このデメリットを考える必要がありました。
夜勤のストレスを考えると私にとって給料が高いと思わない。
私はどうなのかというと、私にとってこの給料は高いとは思いませんでした。
夜勤をすることに対する疲れやストレスを考えると、もらって当然、むしろ命を預かる身なのでもっともらってもいいのではないか、と思うぐらいです。
間違ってはいけない点滴作業、夜眠らず私の仮眠の邪魔をする患者、気の合わない先輩、狂い続ける生活リズム、最後には彼氏の浮気。
夜勤看護師という働き方は私の将来も潰していきました。
お金では解決できない問題ばかりが私に発生したのです。
世間的には給料が良くても、結局は本人の生活スタイル次第。
看護師という仕事は働き場所にももちろんよりますが、世間的には給料は高くなるはずです。夜勤がありますので。
でも、給料が良いからといって、必ずしも幸せになるとは限らないです。
もしかしたら、給料が低くても、きちんと昼間に働いて夜は家族とゆっくりするという働き方が良いかもしれません。
もしかしたら、給料が重要で夜勤があっても稼げるほうが良いかもしれません。
もしかしたら、夜勤専従で出勤日数は少なく休みが多いほうが良いかもしれません。
結局は、働く人がどのライフスタイルが理想なのか、ということにつきます。
夜勤看護師に潜む72時間ルール・144時間ルールという法律上の問題
夜勤専従者は例外で144時間以上働けるのか
少し真面目な話をすると、2012年までは夜勤専従者による夜勤勤務の上限が144時間までと決められていましたが、撤廃されました。
ただ現実問題として、病院内で144時間を超えないようにしようという独自規則を採用している病院が多いみたいです。
私の病院でもそうでした。
でも、これって裏を知るといやになるんですよね。。。
病院側からすると、144時間以内という規則がある方がメリットになるのです。
普通の社員は1日8時間勤務×20日としても160時間最低でも働けます。この時点で夜勤専従者は2日分働かなくて良いんですよね。しかも社員の給料がもらえる。
だから、夜勤専従者はバイトや派遣しか採用しない。だって社員を使うのはもったいないから。
私は夜勤専従者でないですが、夜勤専従者で正社員が少ないのは絶対この昔のルールを採用しているからなんですよね。
だから、常に「バイトや派遣として」夜勤専従者を募集している病院は多いのです。
私の場合は3交代制で月に4回ほどの夜勤勤務
私の場合は夜勤専従者ではなく、日勤と夜勤どちらもある3交代制で勤務しています。
この場合は夜勤は72時間ルールが採用されています。だぶんこちらも法律としては撤廃されていると思います。周りの友達では2交代制で月に6回入っている人もいるので。
月4回って数字だけでは少ないように思えるじゃないですか。でもよく考えてみると週一夜勤があるということですよ。
しんどくないはずがない。笑
私の場合は3交代制なので月8回まで入ります。それで週二回夜勤がある。
しんどすぎる。笑
夜勤が苦手な人にはわかってくれるはず、、、!笑
たとえルール順守でも私の体や心は悲鳴を上げている
私の病棟では3交代制が採用されているので夜勤は月8回と少なめです。
いや、私にとっては多いです。
なぜかというと、この夜勤という働き方で私の体はボロボロになり、生活リズムも乱れ、私生活である彼氏との破局へも繋がったからです。
もちろん、最後の別れに関しては夜勤でなくてもありえたかもしれませんが、別の女を家に連れ込むという選択肢はまずなくなりますからね。笑
身体的にも精神的にも私は悲鳴を上げざるを得ませんでした。
お金を求めるか、生活スタイルを求めるか。
夜勤ありだと給料が高くなり、稼ぐことができる。
夜勤看護師は間違いなく稼げます。もし、アナタが夜勤看護師をしていて給料が低いなら損しています。
同じ看護師業務を続けることができるならば、転職をおすすめします。
もちろん、働きたい地域に職場がないのであれば仕方がないのですが、一度検討するべきですね。もったいないです。
あとは夜勤専従者として働くかどうかですね。
夜勤専従者のメリットは2交代制の場合、月9回ほどの出勤で勤務は終わるということです。休みの日が多く自由に使える時間が多くなります。
デメリットとしては正社員の募集が圧倒的に少ないということと、生活リズムが乱れるということです。
若い時は全然問題ないと思いますが、夜勤の働き方を40歳や50歳になっても続けられるか、と言われたら自信をもってできる、と言える人は少ないでしょう。
どちらにせよ、夜勤が加わると夜勤手当が発生するので給料は大きくプラスになります。
夜勤がなければ、生活リズムが良くなり体調を整えやすい
もし、夜勤がなくなればどうなるか。
もちろん、日勤で働くことしかないので生活リズムを整えることができます。
夜勤のない仕事であれば当たり前のことですが、看護師という仕事をしていればとても貴重ですよね。笑
周りの友達と出かけるのも少しは合わせやすくなりますし、孤立感は少しやわらぎます。
でも、夜勤がなくなるということは給料が減るということ。(転職をした結果、必ずしも減るとは限らないのですけど、この時は減ると思っていました)
当たり前のことですが、頭には入れておくべきでしょう。
私はライフスタイルを重視したいので夜勤の働き方は捨てる
私がした決断は日勤のみの仕事を選ぶことでした。
今までの私の考えや過ちを見て入ればすぐにわかりますよね。笑
さんざん夜勤がいやだのストレスだの文句ばっかり言ってきましたから。笑
もちろんお金は重要です。
お金がないと生活に困りますからね。
でも、看護師をしている限り、生活できないほどお金に苦しむことはありません。
それよりも、夜勤をしていて将来に見通しがないことが苦しいです。
私は今までの過ちや経験から、夜勤をしないという決断をしました。
もちろん人によっては逆でお金に困ったから夜勤をするという人もいるかもしれません。
何が大事なのかは人それぞれですが、正直夜勤は年齢を考えると長くは続かないので、夜勤を選んだとしてもその先を考える必要がありますね。
良い条件の転職先はすぐに見つからない。自分が具体的にどんな仕事をしたいかが漠然だった。
私が働いている病院は周りの病院に比べて働きやすく恵まれていた。
同じ看護師の中でも給料が高い方で転職に尻込みする。
転職活動をして初めてわかることもあります。
なんとなくはわかっていたのですが、私が働いている病院は給料が看護師の中でも比較的良かったということです。
自分でも言うのはあれかもしれませんが、大学病院で働いているのですから、まぁそうですよね。笑
そうなると、転職すると給料が下がるのはほぼ確実だと思っていました。
あとあと、給料は下がらない、美容クリニックへ転職したのですが、そのときは考えもしなかったですからね。笑
先ほど、給料よりも生活リズムや体調が大事と考えていましたが、、、
実際給料の金額をみるとどうじても尻込みをしてしまいますよね。
この転職で本当に生活が変わるのか、転職しても変わらないのではないか、むしろ悪くなるのではないか。。。
この悩みというものは実際に転職するまではなくなりませんでした。
だからこそ、実際に転職を考えている病院に行ったり、口コミを見まくったり、自分ができるだけ納得できる情報を集めることに必死でしたね。
ある程度働いているので新人ではなく、働きやすい環境だった。
そして、もう一つ転職を尻込みさせることは、今働いている場所はある程度知っていてやりやすいということ。
どこに何があるのかもだいたいわかるし、苦手な上司とのかわし方もなんとなくわかる。笑
でも、新しいところに行けば、また一から築き上げなければなりません。
そして、転職先はある意味新人ではなくなります。
だって同じ看護師として働くのであれば、やることはだいたいわかるはずです。
他の職種だとわからないことが多いですが、中途採用として採用されるので、何かしら自分の長所を持っておく必要がありますしね。
って思ってしまいますよね。
もちろん、そうだよね、と思うところもありますが、実際に私が転職するまでに考えたことは、このページ全てにわたって、そしてここからも全部書いています。笑
大学病院は何科に配属されるかで大きく働き方やストレスが変わる。
私のように大学病院で働いていると、自分は何科に配属されるのだろう、あの科がいいな、それとも全く別かな、とかがでてきます。
大学病院で働いている人はわかりますよね?
夜勤の救急とかは本当にしんどいですね。何度かヘルプで行っていますが、あれは辞めたくなる。笑
特定の科に偏らない知識、人を救助する判断力、など若い人は経験していた方が、役に立つと言われることも多いですが、私はやりたくありません。笑
あとは私の病院では精神科は楽と言われる方でした。
いきなり大声を出したり、ふらふらと歩く人もいますが、全員そういった方なので気にしません。
命に直結するような病気をあわせ持っている人も少ないので、バタバタしないのが特徴的ですね。
もちろん病院によって忙しさは変わるので、下調べは必要です。
転職しても何も変わらないことがある。
病院から病院への転職は仕事内容としては変わらない。
例えば、今の仕事がいや、合わないからと行って大学病院から大学病院へ転職しても、何も変わらない可能性はあります。
もちろん、専属する科が変われば内容も変わるかもしれませんが、それは今の職場にいてても同じですよね。
今アナタが働いている病院よりも大きい病院になったり、小さくなったりしても、本質的には変わりません。
大きくなればそれだけ業務が増えると思うかもしれませんが、受け持つ役割は少なくなります。
小さくなればそれだけ人も減るので幅広く管理をしなければなりません。
そして、のちのち管理をしていく立場になっていくことを考えると、結局いつかやらなければならないことです。
患者の管理、という本質は変わりませんからね。
病院から病院への転職で変わるのは給料と人、そして考え方。
看護師として別病院に転職して大きく変わるのは給料と人ですね。
給料はやはりその病院の大きさによってある程度比例する部分もあります。
ただし、小さい病院であっても人が少ないため、役職につく可能性が高く、そうなれば給料は上がるかもしれません。
人は大きく変わります。
もちろん同じ病院にいてても、人の入れ替わりが多いので、もともと変わりやすい部分ですが、それぞれの病院の持つ独特な雰囲気や空気感があり、それがやはり人にも反映します。
なんとなく、のほほんしてたり、逆にきびきびしていたり。
それは患者として病院に行くと、よく目立ちますので、気になる方は一度病院に行くことをおすすめします。
そして、考え方も病院によって変わります。
「患者を管理する」「患者を救う」など患者目線であることは変わりがないのですが、トップの考え方や今までの歴史で培ってきた風潮や空気感はなかなか変わることはありません。
これも病院によって、何科によって変わると思います。
なんとなく、バタバタしているなーと思ったら、雑務が多く判断をすぐに求められる環境であることがわかりますよね。
考え方や空気感も病院それぞれに特徴があります。
転職活動は自分の働き方を見つめ直すきっかけにもなる
夜勤は本当にいやなのか。良いことはなかったのか。
本当に私は夜勤看護師は嫌なのか、ということを考えてみました。
私がいやと思っている原因は仕事内容なのか、人なのか、働き方なのか。
私の中では答えはもう決まっていました。
ここまで読んでいただけたアナタならすぐにわかると思いますが、夜勤ありという働き方です。
私にとって夜勤看護師という仕事内容は嫌いではありません。
もちろん、仕事が多い中、人は少ないのでバタバタしますが、日勤は日勤でバタバタしますから変わりません。
目を覚ましている患者とゆっくりとお話をすることもあるので、人生について考えさせられることもあったり、有意義に過ごす日もあります。
人に関しても、普通の会社並みに良い人もいやな人もいるので、別に〇〇さんがいやすぎて出勤したくない!というわけでもありません。
もちろん少なからずいるので、いやな上司やパートさんがいない可能性が高い、ということもありますが。笑
やっぱり夜勤という働き方がしんどい、ということが私の結論です。
いつまでも夜勤ありの仕事を続けることに自身がありません。
いつか、体を壊してしまうと思っていますから。
最終的に人生において叶えたいことは何か。看護師としてやりたいことは何か。
私が最終的に叶えたいこと。
それは、家族と幸せに過ごすということ。
当たり前のようなことですが、なかなかこの当たり前を叶えられている家庭は少ないと思います。
仕事において旦那さんとのすれ違い、子供とも時間が合わずすれ違い。
私は家族全員と一緒にご飯食べたりする当たり前の時間が欲しいのです。
今の働き方のままだと、確実にすれ違い生活が続きます。
現にすれ違いから彼氏との別れがありましたので。
では、看護師として何かやりたいことがあるのか。
ぶっちゃけ、〇〇をやりたい!というようなこだわりはありません。
患者の役に立ちたい、とはもちろん思いますが、今の病院でないと私がやりたい仕事がないのかというわけでもありません。
人の役に立つこと。
これが絶対条件です。結構幅広いですが。笑
転職という人生の決断することへの不安や恐怖が入り混じる。
転職して成功するのか。失敗することを不安に思う。
本当に転職して今の生活から変わることができるのか。
これ本当に悩みました。
でも、これって誰もが悩む道ですし、答えも出ない悩みなんですよね。
最終的に転職活動をして転職した私からすれば、実際に転職活動をするまでこの悩みは消えないということ。
いくら今の生活から良くなるのかな、と考えても絶対わかりません。笑
どんな仕事に、どんな立場として、転職するかは、転職の案件によりますからね。
やりたい仕事があっても募集していなければいけませんし。
どうなるかなんて、転職活動をしてみないとわからないのです。
転職することにより、今よりも悪くなってしまわないか。
この悩みも尽きませんね。
同じように、実際に転職活動をして、転職先を検討するまでは、わかりません。
ネットの口コミでもだいたい調べることもできますが、実際にお話しした人事担当者や会社の雰囲気を感じるまでわかりません。
もちろん、給料や休みの取得状況はネットで調べることができるので、これはやった上ですよ。
今私が問題にしているのは、職場の雰囲気や環境の問題です。
私みたいに、夜勤がなくて給料が少しでも高ければ良い、という考えであれば、結構どの企業も当てはまると思います。
「休み」と「お金」は調べることができることで、転職をする際に妥協してはいけない部分のなので注意をしましょう。
転職して成功する希望やイメージを持つ。転職における妥協点とは。
彼氏を作って結婚して子供を作りたい
転職を決意した時は、転職した結果どうなりたいのか、というイメージを持ちましょう。
何も考えずに転職すると、結局今と同じ働き方や、変わらない状況を作ってしまうかもしれません。
私は彼氏を作って、結婚して、子供を作って、家族みんなで幸せに過ごすということ。
それだけで転職活動を始めることはできませんが、この生活をするために必要なことは見えてきますね。
少なからず夜勤の仕事はしてはいけないということ。
基準は多くてもいいですが、妥協できるものと妥協できないものは分けた方がいいです。
転職活動において妥協点は重要。給料が高くて生活リズムも整えられる仕事に就きたい。
全てが良くなる転職活動はなかなかありません。
希望に沿わない部分もあると思います。
しかし、何でも妥協してはいけません。
私が転職する上で妥協できないところ、妥協していい最低基準を考えています。
最低基準は
・夜勤がない
できるだけ狙いたい基準は
・給料が上がる
・休みが増える(申請取得がしやすい)
できるだけ抑えたい職場のポイントは
・病院長の性格
・受付事務の確認(小さい病院の場合、お局がいるかを見極める)
・病院に入った時に感じた雰囲気
正直、私の場合は「夜勤がない」という基準だけで十分ですが、それだけだと数が当たりすぎるので、細かめの基準を持ちました。
もちろん、全てをクリアする求人はないとは思いますが、転職活動を続けていると、妥協してはいけないところを妥協してしまう、という痛恨のミスをすることもあるので、必ず心に留めておきましょう。
私は夜勤看護師を脱出するべく日勤のみの看護師への転職を決意した
私は夜勤のない看護師職はないと思っていました。
でも、調べたらあるんです。私は美容クリニックへの転職をしました。そこでは夜勤がないどころか、給料も少しですがアップしたのです。
もちろん、給料に関しては会社によるので必ず上がるとは言えません。
しかし、日勤の看護師であれば求人は多くあります。
そして、ナースフルであれば、有名なリクナビ系の看護師専門転職サイトなのでハズレはありません。
非公開求人も多数持っているので、まずは登録をして相談することをおすすめします。
本当にしんどくなったときは、転職サイトを見る余裕もないです(私が経験済み。笑)
余裕のあるときに登録して、どんな会社、働き先があるのかを見ておくと、いざ!というときにすぐに動けますよ!